会社設備
慶応・明治・大正・昭和・平成・令和と時代に合わせて
変革をなしとげてきた主要設備

電子組版

当社は組版システムとして古くからWindowsDTPを採用しています。
日本の印刷業界では組版システムとしてはMacintoshというのが常識だったのですが、国際的なシェアから見るとWindowsが圧倒的ですし、アプリケーションの選択肢も広いのです。
特に、数学・物理学に使われUNIXで発達したTeX※を古くから使っていたため自ずとWindowsになっていきました。
TeXは現在でも古文書組版をはじめ幅広く使用しています。
なお当社では、印刷組版とともにオンラインジャーナルや電子書籍の製作を重要視していますので、データベース関連のAH Formatterといった特殊なDTPソフトも使います。

■当社保有組版ソフト
  •  Adobe Indesign
  •  AH Formatter
  •  TeX※

その他、さまざまなソフトをご用意しています。
しかし、結局組版はソフトではなくて、個々のオペレータの力量によるところが大きいのです。

※TEXについての詳細説明はこちら

ソフトではなく個々のオペレータの力量を重視
ソフトではなく個々のオペレータの力量を重視

ケミカルレスサーマルCTP

CTP※はコンピュータトゥープレートの略で、コンピュータのデータを刷版に加工する装置です。オフセット印刷ではこの刷版がなければ印刷できませんので、印刷工程の中では非常に重要な装置といえます。中西印刷では2005年、サーマルCTP Agfa AVALONとケミカルレスサーマルプレートAgfa Azuraシステムを導入しました。ケミカルレスとは化学薬品を使わないという意味です。環境に負荷をかける現像液などの化学薬品を使わないで刷版を製作するという画期的な設備です。
スピードだけをとりあげればもっと速いCTPシステムはいくらでもありましたが、中西印刷は環境に優しい、Agfa Azuraを選択しました。環境への配慮は未来への子供たちにとってわれわれの世代の義務だと思っています。生産性と環境保護を天秤にかけるのでなく、両方ともバランスよく発展させる中西印刷のポリシーがここにもあらわれています。

※CTPについての詳細説明はこちら

サーマルCTP AVALON
サーマルCTP AVALON

Iridesse

当社では最新鋭のデジタル印刷機XEROX Iridesseを導入しています。
Iridesseは今までのデジタル印刷とは違い、最後に油塗布をおこないません。
今まではこの油塗布のためにデジタル印刷はべっとりとした「てかり」があったのですが、それがなくなりました。
またその他トナー形状そのものもより球体に近いものを使用するなどオフセット印刷に非常に近いしあがりを得ています。
また、色安定性なども改善し、品質が格段に向上しています。
なお、当社の機械にはクリアトナーを装備し、今までデジタル印刷機では難しかった表紙の光沢加工を可能にしています。もはやデジタル印刷機はオフセット印刷機の安い代替品ではありません。
独自の品質をもって独自の進化をとげ、少部数カラー印刷という今までなかった市場を独走しています。
中西印刷では最新のIridesse印刷をリーズナプルな価格でお届けします。

Iridesse
デジタル印刷機XEROX lridesse