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TEXは、天才数学・コンピュータ博士であるDonald E.Knuthが、自分の論文の組版が活版からコンピュータ製版にかわったときのあまりの出来の悪さに業をにやし「それなら自分で作る」と組版ソフトそのものを作ってしまったのがはじまりです。ちなみに、TEXの発音は日本では「テフ」あるいは「テック」と言うのが「通」だとされていますが、本来の発音は、Bachの「ッハ」に近い音です。「テッハ」という感じでしょうか。
数学者が作ったことから、数式組に強く、また非常にカスタマイズしやすいソフトウェアになっています。マクロ機能を拡張する事で、様々な文章を効率的に組版する事が出来る様になっており、コンピュータに詳しい人に好まれています。それでいて、基本の部分については、改編を許していませんので、世界中でマクロファイルの定義さえしっかりすれば、完全に互換がとれるという特徴があります。