会社紹介
中西印刷の印刷に込める信念と学術文化への貢献について

冊子印刷に込める変わらぬ信念

中西印刷は江戸時代末期の木版時代からの非常に古い歴史をもった会社です。
もちろん中西印刷はただ古きを守ることだけで続いて来たのではありません。
企業は環境の変化に常にさらされており、創業者の遺訓を墨守するだけでは継続できるものではありません。
当社は慶応・明治・大正・昭和・平成・令和とそれぞれの時代にあわせて変革をなしとげてきました。

創業期の木版印刷物「萬國史畧」

近年では、コンピュータ時代の印刷の可能性に早くから着目、コンピュータ印刷でも最先端を走ってきました。
また、1998年には電子写真方式によるデジタル印刷を導入し、木版・活版・平版に続く第4の印刷方式を実用化しています。
1999年には紙のない印刷・オンラインジャーナルに本格参入し、現在、日本のオンラインジャーナル市場では他社の追随を許さない実績をあげています。

コンピュータ技術への対応もいちはやく成し遂げた

そうした革新の伝統のもと、当社には変わらぬ信念があります。
社是としている「印刷を通じた文化学術への貢献」です。
印刷は知識の蓄積と流布、次世代への継承を可能とし、文化学術の発展に寄与してきました。
蒸気機関も飛行機も印刷術なくしては発明されることはなかったのです。
当社は文化と学術への貢献をこそ存在理由としています。

すべては文化学術への貢献のために

数々の先進的な取り組みも文化学術への貢献のためにあります。
文化学術への発展が紙ばかりではなくインターネットにあることをいち早く感じとったからこそ、オンラインジャーナルへの進出を決めたのです。
それでも当社は未来も印刷会社であることにこだわり続けます。
文化学術への貢献のために情報を整理し、維持し、配布する、ということの基本は守り、育て続けます。
それが当社の存在理由(レーゾンデートル)であり、今までの技術や知識の蓄積もすべてはそこに収斂しているからなのです。高速・大量印刷という領域ではあるいは他社に負けるかもしれませんが、文化学術への貢献の社是のもと培われた高品質・高信頼性という領域はわれわれの力の源であるのです。
中西印刷がみなさまのお役にすこしでもたてることが社員全員の喜びです。

現在の社屋

明治時代の本社社屋