2023.05.22 お知らせ

当社社長日本出版学会で「中西嘉助の出版活動と明治維新」を発表

日本出版学会2023年度春期研究発表会が2023年5月13日東京の跡見女子大で行われ、当社社長が創業者中西嘉助の出版活動を追った「中西嘉助の出版活動と明治維新-江戸期書肆から明治期出版社への移行-」を発表しました。
中西嘉助は1865年(慶応元年)に蓍屋宗八から分家独立し、蓍屋嘉助を名乗り木版本の販売を開始しています。今まで木版時代の資料は発見されておらず、初期嘉助の出版活動は不明でしたが、近年図書館資料のデジタル化がすすみ、一気に研究が進展したものです。嘉助は明治維新時期に時代に沿った新領域の本を発表し続けており、機を見るに敏な、今でいうベンチャーだったようです。そのことが変化を続ける中西印刷の原点でもあることがわかりました。

発表風景。種明かしすると休憩中の前撮りです

発表資料1 杉浦治郎右衛門は祇園一力の主人。明治維新の裏舞台祇園と中西家の関係を指摘しました

発表資料2 中西嘉助の転居軌跡。転居するとともに。出版傾向も変わっている。

一覧へ戻る