NII-ELS終了|学会誌・学術印刷全般・学会業務受託など、文化学術の発展に貢献する中西印刷

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2016年3月、NII-ELSが終了します!

日本の公的オンラインジャーナルとしてJ-STAGE とともに長く運営されてきた国立情報学研究所の電子図書館NII-ELS ですが、2016 年3 月をもってカレントの受付を終了することが発表されました(2014.4.25 国立情報学研究所説明会)。これで、日本のオンラインジャーナルの発表の場としては、民間のものをのぞけば、J-STAGE しか選択肢がなくなることになります。
 NII-ELS は学協会が紙の雑誌をNII に送付すれば、NII がそれをスキャンして画像データとして誌面をオンライン公開するという方式でした。いわば紙媒体を前提とした技法ですが、紙の雑誌がそのままオンラインで公開できる利便性を日本の多くの学協会が享受してきたのは確かです。
 しかし、現在中心となっているネットワーク機能を駆使したオンラインジャーナルに比べて、ネットワークの威力を充分に発揮できず、検索も不便だったことは否めません。

NII-ELS終了スケジュール
受け皿としてのJ-STAGE  

NII-ELS 終了後の受け皿として、国では科学技術振興機構のJ-STAGE を用意しています。J-STAGE は当初から、ボーンデジタルの本格的なオンラインジャーナルを志向していました。このたび、政府の方針として、電子雑誌の学協会に対する国の支援はJ-STAGE に一本化することが決定されたということになります。J-STAGE は当初、科学技術分野に掲載を限っていたことや、審査があることもあって、今まではNII-ELS に比べて敷居の高い印象がありましたが。このたび、科学技術振興機構は、NII-ELS で運用されていた雑誌をほぼ受け入れられる体制を整えるとのことです。
 ただ、J-STAGEは、NII-ELS のような紙雑誌での受け入れは行われません。あくまで学協会で、オンラインジャーナルの元になる電子データを用意することを求めています。今までNII-ELS では紙の本さえつくれば、あとはなにもする必要はなかったわけですが、J-STAGE ではそのようなわけにはいかないのです。J-STAGEでは新たにWeb搭載機能(「J-STAGE Lite」とよばれていたもの)を開発し、データを1 件ずつWeb上でアップロードするできるとしていますが、複数のデータを効率よく掲載したい場合、XMLの専門知識を必要とします。また、紙の印刷との連携も重要になってきます。

中西印刷のJ-STAGE 実績  

中西印刷は学術誌を中心とした印刷を行ってきましたが、オンラインジャーナルの可能性に早くから着目、J-STAGEへのデータ供給も当初からおこなっています。現在53 誌に及び、日本最大級の実績を誇っております。また、J-STAGE3以後導入されているXML 化にもいち早く対応しており、日本語XML 対応オンラインジャーナル作成に世界で初めて成功しています。動画対応など、新時代のオンラインジャーナルにも積極的に取り組んできました。
 また、ジャーナルのオンライン化によって、紙の雑誌の存続や広告の扱いなど、学会経営そのものも大きく変わることがありますが、中西印刷では学会事務受託の経験もあわせて、あらゆる要望にお応えします。
 以下にご連絡ください。また当社ホームページでは、オンラインジャーナルをはじめ学協会様に向けた、情報を提供しています。


案内チラシをご用意しています。     NII-ELS終了PDF

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